オスグッド・シュラッター病の根本改善に向けて

お子さんの成長期に起こる足の障害
オスグッド病・シンスプリント・ジャンパー膝・シーバー病などがありますが、全て原因があると考えます。今回はその中で、オスグッド病について、メカニズムから対処法そして根本改善に向けて、どうすれば良いかを解説いたします。

オスグッド・シュラッター病(略称、オスグッド病)は、成長期の骨の成長によるスポーツ障害で、すねの骨(脛骨)の最上部の骨と軟骨に痛みを伴う炎症が起きる病気です。膝関節を屈伸する動作を過剰に行なったときに、膝蓋靭帯が付着する脛骨粗面に負荷がかかり、その部分を剥がす力が生じることが原因で発症します。



主な症状としては、膝の痛み、腫れ、圧痛、発赤、熱っぽさなどがあります。痛みはランニング、ひざまずく、ジャンプなど特定の動作で悪化し、休息すると和らぎます。
オスグッド病は、10~16歳の成長期男子に多く、ジャンプやボールを蹴るスポーツに多く発生します。バスケットボールやサッカーなどのスポーツを活発に行なう10~15歳の子どもに多く発症します。米国での調査では12歳から15歳(男女)におけるオスグッド・シュラッター病の有病率は9.8%といわれています。

オスグッド病は発育期の一過性の病気で、成長が終了すると多くは治癒するため、治療は保存療法が基本となります。痛みが強く、脛骨粗面に局所の炎症所見が見られるときは、スポーツを控えることが大切です。

大腿四頭筋の柔軟性が低下し、脛骨粗面に負担がかかって発症するため、大腿四頭筋の柔軟性向上を目的としたストレッチングやアイシング、ウォームアップとクールダウンが大きな役割を果たします。



 当院の施術では、オスグッド病に対しては、患部である膝蓋腱靭帯付着部での靭帯の癒着・拘縮を取り除くことに主眼を置きグラストンテクニックを用います。グラストンテクニックにより癒着・拘縮した質の悪い膝蓋腱靭帯の修復力を高めて行きます。施術後にアイシング、そして大腿四頭筋のストレッチを行ないます。



根本改善に向けて:
 また根本原因と考えているのが、床反力を巧く使えていないことが挙げられます。足底筋群・長母指屈筋・後脛骨筋など足関節安定筋群の強化とジャンプ時の床からの力のベクトルを膝・股関節・体幹へと繋げるための連鎖を妨げている関節のアライメントの修復と身体の使い方を整えて行きます。足関節のアライメントが特に重要です。

インスタグラム(姿勢の匠) オスグッド病 リール動画(グラストンテクニック)はこちらからご覧ください


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6月2日(日) 9:30~11:30
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*幼少時に気をつけること
 子育て中にやっていい事といけない事、注意すべきツール
*成長期まで親が注意すること
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 側湾症や内股歩行の早期発見について
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内股歩行研究センター 代表 木津直昭