实例和身体经验


ここでは、様々な膝・股関節における臨床例や患者さまの体験談をご紹介いたします。

本項では、外科手術適用前の膝関節変形症例に対するカイロプラクティックアプローチの有効性がみられた症例を報告することで、カイロプラクティックが整形外科的治療と連携して提供されることが患者利益につながる可能性を示すことを目的とします。

※1 .吉村典子, et al. 腰痛の疫学: 大規模疫学調査 ROAD から. 日本整形外科學會雜誌, 2010, 84.7: 437-439.

ケース1 59歳女性

患者病歴:10年前よりお茶をしているため正座することが多かった。2年前に左膝が痛み、座っているのが辛くなる。その後、1年前より右膝痛が発生、現在は、階段昇降、正座、立った状態での屈伸、座る→立ちの動作で右膝の前方内側に疼痛あり。整形外科ではⅩ線検査で変形性膝関節症と診断されヒアルロン酸注射を一年間継続(月に一回)するが、症状の変化なく当院に来院。

臨床所見:靭帯、半月板の整形外科テストは、陰性。視診では右膝は、左膝に比べ、膝蓋骨周辺に軽い腫れがあり、屈伸や座り立ちの動作で痛み再現される。院内での歩行は問題なし。

仮説:整形外科でのX線診断と視診・触診・症状からも軽度のOAと判断する。

施術方針:初めに大腿と下腿後方筋群の拘縮を取り除くようにする。膝裏部に関しては、軽く牽引を加え、関節腔が開くようにしながら膝裏筋群のリリースを行うようにする。また膝蓋大腿関節の可動域改善も行う。その後、大腿四頭筋(特に内側広筋斜頭)の強化を図る。また、大腿四頭筋の内側斜頭強化と膝裏のリリース法についてのセルフトレーニングと歩行指導を行う。

経過:当初週に一度の施術を6回、その後遠方のため2週に一度ぐらいのペースで施術行う。徐々に回復し、施術12回時にVASが10分の3程度に改善する。その後3回程の施術でVASが1に改善した。同時に可動域も改善し、立位での膝の屈伸が可能になる。

施術計画修正:計画修正は当初足底アーチを作るために、セラバンドを使用したエクササイズを処方するが、効果があまり見られないのと、患者自身がやりにくそうなので中断し、大腿四頭筋強化と下腿筋ストレッチだけにフォーカスした。

結果:関節腔を開きながらの大腿四頭筋(内側斜頭)の強化と膝裏の筋リリースの効果は、変形性膝関節症には欠かせない治療と判断する。治療開始後1年経過後に再来院するがセルフトレーニングも継続できていて経過良好である。

考虑:この女性は茶道をしていたので、過度屈曲位が多かったのも原因の一つとして考えられる。軽度のOAについては、3か月以内に効果が出る感触がある。但し、自宅でのセルフトレーニングは欠かせないと判断する。また、関節の腫れが強く出ている場合などは、炎症を抑えるための冷却もしくは薬物療法との併用が必要と考える。また歩行指導に置いて、つま先が外旋方向に向いていた癖を改善させた事も効果的だったと推測する。



ケース2 64歳女性

患者病歴:6年前に重い物を中腰で持った時に膝に激痛が走る。整形外科のMRIにて右内側半月板損傷と診断され、内視鏡手術により半月板を3分の1切除する。しかし、その後も歩行などで痛みが出現し、再度10日間入院しリハビリを行う。退院後も痛みが継続するので固定サポーターヒアルロン酸注射を週に2回(2ヶ月間)行う。その後少しは痛みが軽減したが、歩行時に股関節と膝に痛みが続く。そしてカイロプラクティックの治療院に2年間通い、スムーズな歩行が可能になる。しかし、またここ1年前に痛みが再発し当院に来院される。

臨床所見:靭帯、半月板の整形外科テストは、全て陰性。視診では右膝は、左膝に比べ、膝蓋骨上に腫れがあり、歩行で痛み。屈伸や座り立ちの動作で痛み再現される。

仮説分析:整形外科テストとX線診断と視診・触診・症状から、軽度のOAと判断する。

施術方針:長い期間右足をかばって歩行していたせいか、体幹軸が左にずれていたので、体幹を中心に揃えるマニュピレーションを骨盤と腰椎に行う。そして、大腿と下腿後方筋群の拘縮を取り除くようにする。膝裏部に関しては、軽く牽引を加え、関節腔が開くようにしながら膝裏筋群のリリースを行うようにする。また、股関節の伸展運動が欠如しているので、股関節伸展動作時に腸骨筋筋膜リリースを行う。大腿四頭筋(特に内側広筋斜頭)の強化は初診時より行う。また自宅での大腿四頭筋の内側斜頭強化と膝裏のリリース法についてのセルフトレーニングと歩行指導を行う。

経過:3回目の施術時に改善がみられ、6回目の施術時にVASが4.5に、8回目にはVASが2.5に、10回目にはVASが2、直近の14回目には、VASが1になり、日常動作ではほとんど痛みが無い状態である。(現在初診より2ヶ月経過)

施術計画修正:計画修正は、施術4回目に右内転筋の拘縮が気になり、内転筋の筋膜リリースを行う。また8回目に腸骨筋の筋膜リリースを追加する。自宅では当初より体幹のストレッチと大腿四頭筋強化と下腿筋ストレッチを処方する。

結果:関節腔を開きながらの大腿四頭筋(内側斜頭)の強化と膝裏の筋リリースの効果は、変形性膝関節症には欠かせない治療と判断する。また、股関節の伸展運動の欠如も歩行周期を考えると重要と考え、施術に加えたことも改善スピードを上げたと考える。体幹のマニュピレーションも効果あると推測する。

考虑:この症例では、極端な体幹の傾きが見られた。膝のアライメントと整える上では、体幹の傾きも大切であると考える。また股関節の伸展運動についても同様である。患者さんが協力的に週に2度の治療を継続的に2ヶ月間行えたことも早期回復に繋がったのである。



ケース3 72歳女性

患者病歴:昨年10月登山をした直後から右膝内側痛、痛みは常時あり、歩行や階段の下りで増強する。歩行時の痛みは、大腿から下腿への後面の痛みが出現する。登山は、ここ数年継続していたので、急に始めたわけではなかった。

整形外科に受診するがレントゲンは撮らず、膝関節症と診断される。しばらく通院し、湿布薬を処方され、患部を温める治療を行う。通院後3ヶ月経過したがあまり変化がないので、来院する。

臨床所見:靭帯、半月板の整形外科テストは、陰性。視診では右膝は、左膝に比べ、膝蓋骨周辺に軽い腫れがあり、仰臥位で膝の曲げ伸ばしで痛みが再現される。院内での歩行では、痛みのため踵を床につけることができず、つま先歩行をしている。下腿屈筋(ヒラメ筋・腓腹筋)の緊張が特に強い。

仮説分析:視診・触診・症状からも軽度のOAと判断する。

施術方針:歩行時に、痛みのため踵を床につけることができず、つま先歩行をしていることからも膝が軽度屈曲固定されており、まずは大腿・下腿後方筋群の拘縮を取り除くようにする。膝裏部に関しては、軽く牽引を加え、関節腔が開くようにしながら膝裏筋群のリリースを行うようにする。また膝蓋大腿関節の可動域改善も行う。その後、大腿四頭筋(特に内側広筋斜頭)の強化を図る。また、大腿四頭筋の内側斜頭強化と膝裏のリリース法についてのセルフトレーニングと歩行指導を行う。

経過:週に2度の施術を行い、現在までに合計10回施術を行った。下腿後面の緊張が強く、触れると痛みがあるぐらいだったが、徐々に改善し施術5回目頃には、踵を着地した歩行が可能になる。9回目時には、階段歩行が可能になる。2015年2月10日現在、VASは1となり全般的に改善している。経過みながら施術継続中である。

施術計画修正:自宅での下腿ストレッチを当初より処方したが、ストレッチすると拘縮が強いために逆効果になるので、お風呂でのセルフマッサージに変更する。マッサージは、ご自身が下腿筋の変化が理解できるため好影響である。

結果:まだ、階段を使ったりすると、痛みの増減に変化があり安定していないが、改善に向かっていると判断する。関節腔を開きながらの大腿四頭筋(内側斜頭)の強化と膝裏の筋リリースの効果は、変形性膝関節症には欠かせない治療と判断する。セルフトレーニングが軽視されているので、指導を継続するべきである。

考虑:下腿屈筋拘縮と大腿四頭筋の弱化は相関関係にあると考える。下腿の後面、特に大腿骨付着部に拘縮が見られる。軽度のOAの場合は薬物療法との併用でなくても治癒に導くことも可能であるが、関節の腫れが強く出ている場合などは、薬物療法との併用が必要と考える。また歩行指導に置いて、つま先が外旋方向に向いていた歩行につて指導行い改善させた事も効果的だったと推測する。



ケース4 82歳女性

患者病歴:20年以上前に左膝蓋骨を机の角にぶつけてから痛み出し、徐々に症状が悪化する。ここ10年の間にくも膜下出血で2度倒れ、入退院を繰り返し、1年前より膝の症状が悪化する。厚生年金病院にてリウマチ陽性の変形性膝関節症と診断される。その後、ヒルロン酸注射、リウマチ薬(ヒュミラ)の皮下注射、抗炎症薬、固定サポーターを処方しても効果が出ず、歩行困難と寝がえりでの痛みが増強し、手術適応との診断を受ける。手術2週間前にその事実を知った施術者である私が整形外科担当医に3か月の猶予を頂き、カイロプラクティック施術を試す。(今回のケースは、患者が施術者の親であり特殊なケースである)

臨床所見:膝関節は、軽度屈曲した状態で、伸展は不可。屈曲も60度。結果、左膝関節の可能域は20度~60度の限られた可動領域である。腫脹は内外側に見られる。歩行は、杖を使い軽度屈曲状態で痛みを伴う。踵骨は過度に内反固定され可動域制限がある。

仮説分析:整形外科での診断・触診・症状からも重度のOAと判断する。

施術方針:歩行困難のため、通院できず自宅での加療を週に2度行う。初めに大腿・下腿後方筋群の拘縮を取り除くよう、温パックしその後循環を良くするためにオイルによる緩和操作行う。膝裏部は、軽く牽引を加え、関節腔が開くようにしながら膝裏筋群のリリースを行うようにする。また膝蓋大腿関節の可動域改善も行う。踵骨の外反支持テーピングと大腿四頭筋補助テーピング継続する。その後、大腿四頭筋(特に内側広筋斜頭)の強化を図る。また、体幹のバランスも同時に取り除く。自宅での、大腿四頭筋の内側斜頭強化と膝裏のリリース法についてのセルフトレーニングは、指導強化する。

経過:週に2度の施術を2カ月行い、その後週に一度の施術にする。3か月経過後には歩行が楽になる。その後2週に1-2度の加療1年間継続する。厚生年金病院にて再度レントゲン撮影行い、関節腔の広がりが確認される。膝関節の屈曲可動域も10度~80度に改善する。整形外科に於いて月に一度のリウマチ薬(ヒュミラ)の皮下注射と月に1-2度のカイロプラクティック治療継続中である。(2011年11月~現在2015年1月時点)現在は、日常生活では杖なしでも歩行可能になり、膝の屈曲以外は不自由がなく生活できている。

治療計画修正:自宅での下腿ストレッチを当初より処方したが、ストレッチすると拘縮が強いために逆効果になるので、お風呂でのセルフマッサージに変更する。踵骨内反強く、治療開始後1カ月後から始めた外反固定のテーピングは、疼痛軽減と歩行を楽にしたようである。

結果:開始3カ月後には、歩行が楽になり、厚生年金病院の担当医師からも手術回避可能であるとの御診断頂き、1年後のレントゲン像でもはっきりとした改善が確認できた。関節腔を開きながらの大腿四頭筋(内側斜頭)の強化と膝裏の筋リリースの効果は、変形性膝関節症には欠かせない治療と判断する。セルフトレーニングの指導も重要であると考え、自宅壁に体操チェック表を貼ったのも効を奏したと思われる。

考虑:親族と言う特殊なケースではあるが、歩行困難な重度のOAであったので、出張治療を行うしかなかったのが逆に定期的な施術を可能にし、外出のリスクも軽減できたと考える。また、この患者の場合、60代まで理容師であり日常立仕事が多かった事と階段の上り下りを一切していなかった。その状態で膝蓋骨を強打し、その打撲により通常でも弱化していた大腿四頭筋の活動が一時的に中断し、その後下腿筋群の拘縮スピードを加速させ、膝関節の筋拮抗を崩し(下腿拘縮と大腿四頭筋の弱化は相関関係にある)変形性が更に進んだのではないかと推測している。 また、リウマチ薬(ヒュミラ)の皮下注射、抗炎症薬の併用があったからこそ可能になったケースと考える。重度のOAであり、リウマチの場合は薬物療法との併用なくしては治癒に導くことは難しいとも言える。





ケース5 63歳女性


変形性膝関節 術後歩行改善動画


患者病歴:20年以上前に左膝蓋骨を机の角にぶつけてから痛み出し、徐々に症状が悪化する。ここ10年の間にくも膜下出血で2度倒れ、入退院を繰り返し、1年前より膝の症状が悪化する。厚生年金病院にてリウマチ陽性の変形性膝関節症と診断される。その後、ヒルロン酸注射、リウマチ薬(ヒュミラ)の皮下注射、抗炎症薬、固定サポーターを処方しても効果が出ず、歩行困難と寝がえりでの痛みが増強し、手術適応との診断を受ける。手術2週間前にその事実を知った施術者である私が整形外科担当医に3か月の猶予を頂き、カイロプラクティック施術を試す。(今回のケースは、患者が施術者の親であり特殊なケースである)

臨床所見:膝関節は、軽度屈曲した状態で、伸展は不可。屈曲も60度。結果、左膝関節の可能域は20度~60度の限られた可動領域である。腫脹は内外側に見られる。歩行は、杖を使い軽度屈曲状態で痛みを伴う。踵骨は過度に内反固定され可動域制限がある。

仮説分析:整形外科での診断・触診・症状からも重度のOAと判断する。

施術方針:歩行困難のため、通院できず自宅での加療を週に2度行う。初めに大腿・下腿後方筋群の拘縮を取り除くよう、温パックしその後循環を良くするためにオイルによる緩和操作行う。膝裏部は、軽く牽引を加え、関節腔が開くようにしながら膝裏筋群のリリースを行うようにする。また膝蓋大腿関節の可動域改善も行う。踵骨の外反支持テーピングと大腿四頭筋補助テーピング継続する。その後、大腿四頭筋(特に内側広筋斜頭)の強化を図る。また、体幹のバランスも同時に取り除く。自宅での、大腿四頭筋の内側斜頭強化と膝裏のリリース法についてのセルフトレーニングは、指導強化する。

経過:週に2度の施術を2カ月行い、その後週に一度の施術にする。3か月経過後には歩行が楽になる。その後2週に1-2度の加療1年間継続する。厚生年金病院にて再度レントゲン撮影行い、関節腔の広がりが確認される。膝関節の屈曲可動域も10度~80度に改善する。整形外科に於いて月に一度のリウマチ薬(ヒュミラ)の皮下注射と月に1-2度のカイロプラクティック治療継続中である。(2011年11月~現在2015年1月時点)現在は、日常生活では杖なしでも歩行可能になり、膝の屈曲以外は不自由がなく生活できている。

治療計画修正:自宅での下腿ストレッチを当初より処方したが、ストレッチすると拘縮が強いために逆効果になるので、お風呂でのセルフマッサージに変更する。踵骨内反強く、治療開始後1カ月後から始めた外反固定のテーピングは、疼痛軽減と歩行を楽にしたようである。

結果:開始3カ月後には、歩行が楽になり、厚生年金病院の担当医師からも手術回避可能であるとの御診断頂き、1年後のレントゲン像でもはっきりとした改善が確認できた。関節腔を開きながらの大腿四頭筋(内側斜頭)の強化と膝裏の筋リリースの効果は、変形性膝関節症には欠かせない治療と判断する。セルフトレーニングの指導も重要であると考え、自宅壁に体操チェック表を貼ったのも効を奏したと思われる。

考虑:親族と言う特殊なケースではあるが、歩行困難な重度のOAであったので、出張治療を行うしかなかったのが逆に定期的な施術を可能にし、外出のリスクも軽減できたと考える。また、この患者の場合、60代まで理容師であり日常立仕事が多かった事と階段の上り下りを一切していなかった。その状態で膝蓋骨を強打し、その打撲により通常でも弱化していた大腿四頭筋の活動が一時的に中断し、その後下腿筋群の拘縮スピードを加速させ、膝関節の筋拮抗を崩し(下腿拘縮と大腿四頭筋の弱化は相関関係にある)変形性が更に進んだのではないかと推測している。 また、リウマチ薬(ヒュミラ)の皮下注射、抗炎症薬の併用があったからこそ可能になったケースと考える。重度のOAであり、リウマチの場合は薬物療法との併用なくしては治癒に導くことは難しいとも言える。


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